スクラップになった車のその後について

Car with open hood in auto repair shop.

Car with open hood in auto repair shop.

もし自分の車が廃車になったとして、スクラップ処理場へ持っていかれたとすれば、その後どのような運命を辿るのか気になりませんか。私たちは車を手放すところまでを意識することができますが、スクラップになった以降のことはそれほど考える事ができません。では、スクラップになった車のその後について、少し意識してみませんか。

スクラップになった車には実は色々な用途があります。まず考えられる用途としては、解体されることによって使用できるパーツだけが回収されます。そして回収されたパーツは再生されて、改めて市場に流通することになります。ただ、一度使用されているものでありますから市場価格としては少々安めで販売されますが、充分に使用できるパーツに生まれ変わるのです。

また、再利用する価値の無いようなパーツであったとしても、レトロカーなどのマニア受けするようなスクラップーカーのものであればそれ単体で売りに出されることもあります。その場合、通常の人からはゴミとしか思えないものであったとしても、かなりの高値がつけられることすらあります。

使用できるパーツが取り去られた車は各種素材に分けられます。ボディなどは鉄などの金属でできていますから、そのままスクラップにされて鉄鋼などの素材に再加工されます。その加工された鉄鋼などは、ビルなどを建てる際の素材として建設現場などで使われたりしています。

このようにスクラップになった車は、分解されて様々な用途に使われているのです。そして、その各部位は再加工・再利用されてとても価値のあるものとなっています。ですから、スクラップされた車達はただのゴミではなく宝の山だと言えるかもしれません。